美脚写真と動きのある写真

動きのある写真の撮り方|躍動感を表現する7つのテクニック
スマホやカメラで「動きのある写真」を撮りたいとき、どのような設定や構図を意識すればよいのでしょうか?
静止画でも「躍動感」や「スピード感」を表現する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
1. シャッタースピードを調整して動きを表現する
動きを表現するには、シャッタースピードの調整が最も重要です。
- 速いシャッタースピード(1/500秒以上)
→ 一瞬の動きを止めてクリアに写す(スポーツ、飛び跳ねる瞬間など) - 遅いシャッタースピード(1/30秒~数秒)
→ 被写体の動きをブラー(流れ)で表現(滝の流れ、車のライトトレイルなど)
スマホの場合:
「プロモード」や「マニュアルモード」でシャッタースピードを調整可能(機種による)。
iPhoneなら「Live Photo」をONにし、後から「長時間露光」効果を適用する方法もあります。
2. パンニング撮影でスピード感を出す
パンニングとは、カメラを被写体の動きに合わせて横に振りながら撮影する方法。背景が流れ、被写体だけがクリアに写り、スピード感が生まれます。
コツ:
✅ シャッタースピードは 1/30~1/60秒 程度に設定
✅ 被写体の動きに合わせてカメラをスムーズに動かす
✅ 三脚やモノポードを使うとブレにくい
例:走る車、自転車、走る人など
3. 連写モードで決定的瞬間を捉える
動きの速い被写体(スポーツ、ペット、子供など)は、連写モードを使うとベストショットを逃しません。
- デジカメ/ミラーレス:ハイスピード連写(10コマ/秒以上が理想)
- スマホ:シャッターボタンを長押しして連写(iPhoneなら「バーストモード」)
後からベストショットを選べるので、動きのある写真に最適です。
4. ブレを意図的に使って躍動感を出す
「ブレ=失敗」と思われがちですが、意図的なブレを使うと動きを表現できます。
- 被写体ブレ → 動いている部分だけを流す(例:ダンサーの手の動き)
- 全体的なブレ → 抽象的な表現(例:夜景でカメラを動かす)
コツ:
✅ シャッタースピードを 1/15秒~1秒 程度に遅くする
✅ 三脚を使わず、手持ちで少し揺らすと自然なブレが生まれる
5. 構図で動きを強調する
写真の構図を工夫することで、動きを感じさせる表現が可能です。
- 斜め構図 → 不安定さを演出し、動きを感じさせる
- 余白を多めに → 被写体の進行方向にスペースを作る(「次の動き」を想像させる)
- シルエット+動き → 逆光で被写体を影にし、動きを抽象的に表現
6. 動きのある被写体を選ぶ
「動きのある写真」を撮るには、被写体選びも重要です。
- 自然:流れる川、風に揺れる木、飛ぶ鳥
- 人物:走る子供、ダンス、ジャンプ
- 乗り物:走る車、電車、自転車
- スポーツ:サッカー、スケートボード、水しぶき
7. 後処理(編集)で動きを強化
撮影後、少し編集を加えることで動きを強調できます。
- 背景をぼかす(被写体に集中させる)
- コントラストを上げる(動きのある部分を目立たせる)
- モーションブラーを追加(写真編集アプリで後からブラー効果を加える)
おすすめアプリ:
- Adobe Lightroom
- Snapseed(「モーションブラー」機能あり)
- PicsArt(エフェクトで動きを表現)
まとめ|動きのある写真を撮るコツ
- シャッタースピードを調整して「止める」or「流す」
- パンニング撮影でスピード感を出す
- 連写モードで決定的瞬間を逃さない
- 意図的なブレで躍動感を表現
- 構図で動きを連想させる
- 動きのある被写体を選ぶ
- 編集でさらに動きを強調
「動きのある写真」は、シャッタースピードと構図の工夫で大きく変わります。
ぜひ試行錯誤しながら、躍動感あふれる写真を撮ってみてください!
📸 実践例:
- 走るペット → 連写モード+パンニング
- 滝の流れ → 遅いシャッタースピード(三脚必須)
- スポーツ → 高速シャッターで一瞬を切り取る
カメラ初心者でも挑戦しやすいテクニックばかりなので、ぜひ試してみてください!